動物病院の診察中に、動物が鳴いたりすると、扱いがうまくない獣医師と思うかもしれません。しかし、動物にいやな思いをさせない技術が高度だと、単純に考えるべきではありません。実際には、動物がいやがるようなことをしなければ、正しい診断や治療ができないこともあるのです。動物がいやがらずに診察を受けているからといって、獣医師の腕がいいとは限りません。
動物の医療において、病歴の聴取と身体検査は非常に重要な位置を占めます。この2つをきちんと行うことによって、7~8割は、動物のかかっている病気を2つ~3つに絞り込めるといっても過言ではありません。特に初診の場合は、診療時間のだいたい30~50%を、病歴の聴取に費やさなければいけないと考えてよいでしょう。
また、体重や体温をそのつど測ってくれる川口市の動物病院はよい病院といえます。身体検査についても、獣医師が動物の体によくさわって調べることが重要です。したがって、通りいっぺんの質問だけをして、動物の体にもほとんどさわらずに、すぐに注射を打ったり、薬を処方するという治療は、決してよい医療とはいえません。